認定資格

認定資格

認定資格制度

臨床検査技師の仕事にはさまざまな分野があり、それぞれ専門的な知識・技術が必要とされます。就業するにあたっては臨床検査技師の国家資格が必須条件となりますが、これとは別に、関係学会や団体が認める「認定資格制度」があります。一級臨床検査士、二級臨床検査士、認定輸血検査技師、認定血液検査技師、緊急臨床検査士、認定微生物検査技師、細胞検査士、認定一般検査技師、認定臨床化学・免疫化学制度保証管理検査技師、超音波検査士、などなど、これ以外にも数多くの認定資格があります。

認定資格制度の背景

臨床検査技師の仕事は多岐にわたり、それぞれの専門性も高くなっています。技師はそれぞれ自分の担当分野について、日々研鑽を重ねる必要があります。しかし、日常業務に追われる中で、新しい技術や知識の吸収はそれほど容易いことではありません。そういう状況の下、認定資格の取得は、専門的な知識や技術の習得につながります。細胞検査士などのように、特定の分野の仕事に関しては、認定資格の取得が必須となる場合もあります。さらに、病院の評価のために、認定資格の取得を求められることもあります。また、職場によっては、認定資格の取得が給与や手当に反映されることもあります。認定資格を取得することで、自身のスキルアップや客観的評価が上がることにつながり、専門性の高い検査を実施することにつながるのです。

認定資格の取得方法

認定資格の取得方法は、多くの場合、年1回実施される試験に合格することが必要となります。この試験の受験資格として、臨床検査技師免許取得から3年、あるいは5年経過していること、関連学会に所属していること、指定の講習を受講していること、などなど、さまざまな要件が課せられますが、その内容は認定資格の種類によって変わってきます。また受験するにあたって、受験者数を絞るための抽選が行われ、これを通過しなければ受験できないものもあります。試験も、筆記試験のみ、筆記試験と実技試験、などさまざまで、難易度も一律ではないようです。したがって、認定資格取得のためにはかなりの準備が必要となります。詳細はそれぞれの関連学会などで確認すると良いと思います。

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