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採尿・採便と検査

尿検査、便検査 採尿・採便と検査

臨床検査には尿や便を対象とする検査もあります。
採尿や採便は、採血と比べて痛みもなく簡単そうですが、これはこれで難しい問題もあるのです。採尿や採便の仕方、検査の内容などについては、意外と知らないことが多いのではないでしょうか。
尿の検査や便の検査に関して、採取方法や検査の内容について、できるだけわかりやすく説明します。

専門的な言葉もありますが、健康診断などの時に役立つように、できるだけ分かり易い言葉で説明しています。一般の方や、尿や便の検査で患者様に接する医療従事者の方にも読んでいただきたいです。
採尿・採便と検査

虫卵検査 [便検査のこと3]

寄生虫の感染は、現在では減少傾向にあります。しかし寄生虫がゼロになったわけではありません。海外渡航からの帰国後の体調不良は寄生虫検査の対象となりますし、好酸球増多症などのときも虫卵検査が依頼されます。しかし、検査技師は検査の経験が少なく、検査技術の水準の維持や継承が難しい現実があります。
採尿・採便と検査

便培養検査 [便検査のこと2]

便の培養検査は、経験したことがある方は多くないかもしれませんが、重要な検査です。便の培養検査の目的は、感染性腸炎の原因の特定、腸炎の感染性か非感染性の鑑別、食中毒の原因菌の特定、調理従事者に対する健康保菌者の早期発見などであり、診断、治療だけでなく、予防にも関わる検査といえます。
採尿・採便と検査

便潜血検査 [便検査のこと1]

健康診断などでも馴染みのある「便潜血」について説明します。何のために検査するのか、どのように検査するのか、また検体の採取(採便)方法やその際の注意事項などについて解説しています。経験談を交えて、採便の際の注意事項なども分かり易く書いています。結果の解釈のしかたについても触れています。
採尿・採便と検査

蓄尿 [尿検査のこと4]

「蓄尿」とは一定時間の尿を専用容器に溜めるものです。通常24時間で行われ、成分の測定を行います。腎機能の評価のためのクレアチニンクリアランス、尿蛋白や尿糖の1日排泄量などの検査に、24時間蓄尿は欠かせません。蓄尿は「ただ溜めるだけ」なのですが、正しく行われずに検査結果が参考値となったり、検査中止となることも少なからずあります。面倒な「蓄尿」ですが正しく理解していただきたいです。
採尿・採便と検査

尿沈渣 [尿検査のこと3]

尿を遠心して沈殿した成分を顕微鏡で検査するのが尿沈渣検査です。赤血球や白血球、上皮細胞、円柱、細菌といった成分の有無や数を調べます。その情報は腎臓・尿路系の疾患の診断や経過観察等に非常に有用です。尿の定性検査と合わせて結果を判断することで、身体や疾患の状態などを推測することができます。
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